診療科・部門

看護助手(看護補助者)

 

看護助手の仕事

病院で働く看護助手の仕事(業務内容)

医療・看護の現場で、看護師の指示のもと、患者さんのお世話や看護師の補助を行います。

 

具体的な業務

患者さんの生活環境にかかわる業務
(環境整備)

①病床および病床周辺の清潔・整頓

②病室環境の調整(温度、湿度、採光、換気など)

③リネンの管理(シーツ交換など)

患者さんの日常生活にかかわる業務
(日常生活支援)

①身体の清潔に関する世話(清拭、入浴、洗面、更衣などの介助)

②排泄に関する世話(排泄介助、おむつ交換)

③食事に関する世話(食事配膳、食事介助)

診療にかかわる業務
(物品等周辺業務・メッセンジャー業務)

①検査・処置などに必要な伝票などの準備、移送ならびに機械・器具などの準備・後片付け

②診察に必要な書類(台帳など)の整理

③診療材料などの補充、整理

④入退院・転出入に関する世話

 

 

仕事の魅力・やりがい

  • 未経験・無資格でも始められる
    医師や看護師をはじめ医療スタッフとして医療を提供するには国家資格が必要ですが、看護助手は、医療に関する資格や医療現場での経験がなくても働くことができます。
  • ステップアップを目指せる
    看護助手として3年間の経験を積むことで、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を得ることができ、その後のステップアップにつなげられます。
  • 充実感がある
    入院患者さんの身の回りのサポート業務も多いため、患者さんご本人やご家族から「ありがとう」と声をかけていただいたけたり、人の役に立てているという充実感があります。

病院は多くの医療スタッフとのかかわりや連携がとても重要です。患者さんやご家族を支える医療チーム・看護チームの一員として働けることは、看護助手の仕事の大きな魅力です。

 

 

数字で見る看護部 ~看護助手編~

 

 (令和6年6月1日現在)

 

勤務形態

勤務時間

日勤 8時30分~17時15分
早出 ①7時00分~15時45分
②7時30分~16時15分
③8時00分~16時45分
遅出 ①10時00分~18時45分
②12時00分~20時45分
③12時45分~21時45分
夜勤 16時15分~翌9時15分

配属部署

各病棟または透析センター

 

 

教育・研修

  • 入職時から先輩看護助手がサポーターとして指導を行います。各勤務のマニュアルに従い、一定期間一緒に行動し指導を行います。
  • 技術チェックマニュアルを使用しながら習得状況を確認していきます。各技術については手順マニュアルが作成されており、統一した方法で技術を習得できるようにしています。
  • 定期的に研修を行っています。オンラインや集合研修で、講義および実技を交えて行います。
  • 毎月、各部署のリーダーによる会議を行い、業務手順の見直し・検討、看護師との業務調整、研修会の提案などを行います。

 

 

 

先輩スタッフからのメッセージ

介護福祉士 M.Sさん(勤務歴 29年)

高校生のとき、養護学校の夏合宿で数日間、障がいのある方とペアになって生活するというボランティア活動に参加しました。自分以外の誰かを手助けしながら、自分ではなく相手中心で日常生活を送ることは戸惑いばかりでしたが、一緒に過ごす中で一日がゆっくりと流れるように感じました。しかし終わってみるとあっという間の数日間で、もっと何かできたかも、もっとこうすればよかった、と後悔して気になり始めたのが、介護職に興味を持つきっかけになりました。

「介護」とは、日常生活を送るうえで何らかの支障がある方を支えること、と言われています。「支える」と言葉にすれば大げさですが、自分に置き換えて今何をしてほしいかと考えると「支える」につながる、と私は思っています。以前、「メガネをかけて」とおっしゃる患者さんにメガネをかけてあげて「ありがとう~うれしいわ~」ととても喜ばれた経験があります。後から「メガネをかけたことではなく、拭いてからかけてくれたことがうれしかった」と教えてもらいました。些細なことですが、そんな日常の些細なことがつながって、今まで続けられていると思います。

他の医療職と違い、介護職は経験がなくても始められる職業なので、思い立ったときがチャンスです。

私たちと一緒に働く仲間をお待ちしています。

 

介護福祉士(令和6年取得) 松井 由香さん(勤務歴 6年)

この仕事に就くまでは2~3件のアルバイトで生計を維持していましたが、あるとき、看護師をしている叔母から看護助手の紹介を受けました。最初は全く興味がないばかりか、高齢者のおむつ交換や食事介助など自分には無理だと思っていました。また、40代での転職になるということや人間関係への不安もありました。しかし、叔母の後押しもあって自宅から近い当院を見学し仕事内容など聞いて、人と接するのは好きなことや正職員として働けることに魅力を感じ、前向きに採用試験を受けることにしました。

無事に就職したものの、当初は初めてのことばかりで、患者さんとの関わり方もわからず不安だらけでした。周りのスタッフからの指導や助言で少しずつ仕事を覚えていくと、患者さんから「ありがとう」「優しいなぁ」との言葉をいただいたり、スタッフから「がんばっているね」と言われることが増え、うれしく感じるとともに自信がついていきました。全く経験がない私にわかりやすく親切に指導していただき、受け入れてもらえたことに感謝して今があります。

今年度、上司や周りのスタッフからの応援もあり介護福祉士の試験にチャレンジし、資格を取得することができました。

当院は私のような未経験でも、多少年齢が高くても受け入れてくれる、とても働きやすい環境です。今は当院でこの仕事に就けてよかったと思っています。これからも現状に満足せず、看護助手として現場で学びながらがんばっていきます。

 

看護助手 H.Mさん(勤務歴 3年)

自分は祖父母と暮らしており、昔から高齢の方と接する機会が多くありました。高齢の方をサポートする仕事が自分には向いていると思い、この仕事を選びました。当院を選んだのは、病院の理念や看護方針にひかれ病院スタッフの一員として働きたいと思ったことと、自宅から比較的通勤しやすい場所であったことが理由です。

自分が働いている回復期リハビリテーション病棟は、患者さんの日常生活の向上と家庭復帰が基本的な目標なので、自分でできるところは自分でしてもらい難しいところをサポートしています。患者さんがそれぞれ何をどこまでできるのか、介助にあたりどういったところに注意すべきか、最新の情報を確認し行動しています。とても大変な仕事ですが、職場環境はとてもアットホームですし、患者さんが自分でできることが増えて元気に過ごされているのを見るととてもやりがいを感じます。

今後の目標は介護福祉士の資格を取得することで、現在勉強中です。

 

看護助手 山田 星奈さん(勤務歴 3年)

母が介護の仕事をしていたこともあり、私も介護の仕事を経験したいと思って介護職を選びました。当院へ見学に来たときに対応してもらったスタッフが優しく、職場の雰囲気もとてもよかったので、ここで働くことを決めました。

仕事のやりがいを感じるのは、患者さんが笑顔で退院されるときです。大変なことも多いですが、その分やりがいを感じられる仕事だと思います。今は介護福祉士の資格を取ることを目標にしています。

 

 

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